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ニューズウィーク:新たな購買超大国

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中国の2月の貿易黒字額は急減し、工業生産は過去最低水準となった。工場閉鎖に伴い、数百万人が深センやその他の東部都市を離れた。最近のニュースを聞き、顧客からはBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の発展見通しについて最新予想を出してほしいとの要求がメールで次々と寄せられている。誰もが、「これはわれわれが言う『BRICsの夢』が崩壊間近であることを意味するのか」ということを知りたがっているのだ。

答えは「ノー」である。私は数年前、BRICsの経済総量は2035年にG7諸国を越えると予想したが、現在私は、転換速度が速まったことにより2027年には実現すると考えている。BRICsで最も大規模で重要な存在である中国に対する悲観的予想を見てみることにする。災難の予言者たちは、中国の2月小売売上高の伸び率は15%に達し、急速な回復を見せた小売価格は民衆の収入を大いに向上させたということを提起しなかった。政府はインフラ投資を実施し消費を刺激する措置を進めており、北京では医療保険のカバー範囲を拡大する計画が発表された。これらの政策により、中国人が蓄えてきた巨額な預金は最終的に放出されることになるかもしれない。中国が4兆元の景気刺激計画を発表してから、株式市場は昨年11月の最低水準より30%以上上昇し、すでに50%も下落した米国株式市場とは比べものにならないほどとなった。

BRICsの発展の観察を行う多くの評論家でさえも、過去の4国のGDP成長率の予想が保守的すぎたことに気がついていない。われわれは中国の2001年から2050年の成長率は5.8%となると予想したが、中国は一時期2倍の成長率で発展していた。たとえ現在、多くの人が中国の2009年の成長率は7%となると見ているとしてもだ。

今年のBRICs全体の成長率は約4%に止まるが、それに比べて世界のその他各国の予想こそまさに落胆的なものだ。われわれの世界GDP成長率の最新予想はマイナス1.1%である。米国はマイナス3.2%、ユーロ圏はマイナス3.6%、日本はマイナス6.1%という驚異的な数字となると予想。2010年の世界の成長率は3%に近づき、国内需要が拡大する中で、中国の経済成長率は9%まで回復する見通し。

全体的に見ると、BRICsが世界の消費における割合を徐々に拡大していることに伴い、世界の消費形勢には大きな変化が現れている。消費者能力の変化の中心となるのは中国である。中国の経済総量はBRICsのその他の3国の総和とほぼ同規模であり、中国で発生したすべてのことは、BRICsと世界にとって極めて重要と言える。2010年までに農村人口の90%が医療保険を受けられる政策、巨額のインフラ投資プロジェクト、貨幣金融システムの環境の大幅改善を中国は発表しており、私の唯一の疑問はいつ中国の経済成長率が8%以上に回復するかということだ。そのときには、BRICsの見通しを心配するメールは現在よりはるかに減っていることだろう。(文:米ゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト)

「チャイナネット」2009年3月25日



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